世界防災会議参加者に福島の被災者の立場から震災の経験と現状および将来像を伝え、コミュニーケーションを図ります。
東日本大震災と福島第一原発事故に伴い、福島は長いあいだ闇の中心にいました。
今ようやく夜明けを迎えたものの、朝の光は弱くこの数年間で福島県を覆った厚い氷をすべて溶かしてはくれません。
除染作業は予定から大幅に遅れ、被災者のための住宅建設もこれからです。
それでも私たちは自然災害と人的災害から立ち直るために困難に向き合い対処する覚悟があります。
私たちは起きてしまったことから逃げずに、より良い未来のため今そこにある問題に日々立ち向かうのです。
この国と世界の多くの人たちから測ることのできないほどの支援を受け取ったのだから・・・
私たちは力強く活気に満ち溢れつつも平和で趣のある故郷を造りあげるお手伝いをします。
福島県には3つの国立公園、数え切れないほどの温泉と歴史的遺産等に加え、暖かいおもてなしの心という宝があるのです。